River Street, Blue Building, 1st. floor
5690-970 New york City

清荒神の長屋

清荒神の長屋

About this project

【 清荒神の長屋 House renovation 】

築45年の長屋のフルリノベーション

「荒神さん」で有名な清荒神清澄寺の参道からほど近い
荒神川の景色を眺めることができる立地の長屋.

かつては、参道でお店をされた方の住まいであり
心地よく暮らすというより、
効率的にスペースを確保した住居であった.
北窓の為、室内は暗い印象であったが
開口部からの景色は住宅地でありながら
森と川しか見えない.
この自然の景色を暮らしに取り込んで
心地いい居場所をつくることを課題とした.

構造補強し、最大限開口部を広げ
窓側の2階床を取り除いた吹き抜けになった空間に
ストリップ階段を設けた.

内装は外の景色と馴染むような杉の無垢材と
凹凸のある左官壁で統一し
中と外がつながって感じるよう整えている

限られた空間ながら、外の開放感を取り込むことにより
住みびらきなどのイベントを開催することも可能になった
不動産取得費とリノベーション費用合わせて
1000万円を切る本物件は自由な間取り、
居心地いい暮らしの場を体験する為に
新築持ち家と、賃貸の間にある、
人生の通過点としての暮らしの場を提案する.

INFORMATION

場 所: 兵庫県宝塚市
設計デザイン:奥田達郎建築舎
施 工:川名一吉(super architects) /中城俊広(codesign) / 今栄亮太( 今栄亮太建築設計事務所)/奥田達郎(奥田達郎建築舎)
左官DIY:お施主さんとお友だち
写 真:奥田達郎

Location : Takarazuka City/JAPAN
Principal use :House renovation
Structure : Wooden
Architects:Tatsuro Okuda Archi
Building constructor:Tatsuro Okuda/Kazuyoshi Kawana/Toshihiro Nakajo/Ryota Imae
Photo:Tatsuro Okuda

PROCESS

【 施工風景 】

自分自身の自邸を20代で購入した物件であるため、
愛着を持った家にしたい!成長するために設計と施工をどちらもやりたい

建築を学んだ学校の先輩や後輩、友だち、友だち関係の職人さんと共に、
みんなで一緒に少しずつ作り上げていった.

みんなで塗った広い壁
吹き抜けにかけた、足場で食べるお昼ご飯は最高の思い出.

このような経験をもとに、愛着を持つ居場所づくりを考えるようになった.

 

 

 

 

 

 

 

BEFORE

【 施工前 】

既存の北側に面した窓は、明かりを取るには小さく
部屋も小分けにされていたため、家全体が暗く湿った印象であった.

窓の外には森と川が広がっており、この景色を取り込むために吹き抜けをつくるというプランはすぐに固まった.

 

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清荒神の長屋で開催していた「いちにちカフェ」の詳細はこちらから

マチに働きかける暮らし – 清荒神 part 1 「住みびらき」と「自邸」 

Details

Client:  自邸